葬儀に参列するためには、さまざまな小物を用意する必要があります。きちんと準備したと思っていても、当日になって忘れたことに気づくというのはよくあることです。
葬儀小物が見当たらないとき、駆け込めるご近所ショップを紹介します。
数珠に香典袋、ハンカチ、ネクタイ……葬儀は小物が多すぎる
葬儀に出るとなったら、喪服を用意するだけで安心してはいけません。靴やバッグなど、さまざまなものが必要です。
男性は、黒い革靴、黒か白のハンカチ、黒ベルト、黒靴下、黒ネクタイ、数珠、そして香典と香典袋、香典袋を入れる袱紗が必要になります。香典の表書きには自分の名前を薄墨で書く必要があるため、薄墨筆ペンもあったほうがいいでしょう。
女性は、黒いパンプス、黒ストッキング、黒い布バッグ、折りたためるサブバッグ、黒か白のハンカチ、パールのアクセサリー、髪が長い人は黒くて地味な髪留め、そして数珠、香典、香典袋、袱紗と、持ち物がたくさんあります。忘れ物をしないほうがおかしいと思えるほどです。
多すぎる葬儀小物のうち、何かをうっかり忘れたときに役立つご近所ショップを集めました。
葬儀に使う小物をうっかり忘れたときに役立つご近所ショップ5選
意外なお店に葬儀小物があるものです。「いざというときのために」と、近所のお店で小物の在庫をチェックしておくのもおすすめですよ。
百円ショップ
百円ショップには、様々なものが売られています。文具コーナーに香典袋があれば、周辺で数珠や袱紗、黒ネクタイがきっと見つかります。白か黒のハンカチは服飾品コーナーにありますし、黒い髪留めも美容コーナーで見つかるでしょう。
とくに袱紗を選ぶときには、「弔事用」と書かれてあるものか、「慶弔用」と書かれたリバーシブルのものを購入しましょう。
3COINZ
店内にあるものがすべて300円という3COINZは、若い女性や主婦向けの商品が多いのが特徴です。黒い髪留め、黒いストッキングをゲットするのに適していますが、サブバッグとして使える黒の布バッグがあるケースも。
コンビニの日用品コーナー
コンビニの日用品コーナー、とくに文具コーナーには、香典袋、数珠、薄墨筆ペンが置いてある可能性が高いものです。薄墨筆ペンは、機会があったときに買っておいても、数年経てば乾いてしまいます。
いざというとき「インクが出ない!」と騒ぐ可能性が高いアイテムです。香典袋を買ったついでに、薄墨筆ペンも買ってしまうのが賢いでしょう。
なお、黒ストッキング、黒か白のハンカチ、黒い髪留めは常備しているコンビニが多いのが特徴です。黒ストッキングを選ぶときは、タイツのように厚みのあるものを避けましょう。
スーパーの文具コーナー、服飾品コーナー
日頃、食料品や日用品を買っているスーパーに、葬儀小物が隠れている場合があります。文具コーナーでは香典袋や薄墨筆ペンが見つかるでしょう。
少し大きめのスーパーには小さな服飾品コーナーが併設されている場合が多いですが、そこで黒ストッキングや黒靴下、黒パンプス、黒ベルト、黒ネクタイが見つかる可能性は高いといえます。
駅の売店
駅の売店には、香典袋が売られています。袱紗や黒ネクタイが売られていることは稀ですが、常備している売店もあります。最寄り駅の売店を覗いてみましょう。
最後の砦は葬儀場
葬儀場の手前でうっかり忘れたことに気づいたなら、ひとまず葬儀場へ入り、受付で相談してみましょう。香典袋は売られている可能性が高く、その際は薄墨筆ペンを貸し出してくれるでしょう。
袱紗、数珠、黒ストッキングに関しても、相談すれば用意してくれる葬儀社はあります。ダメもとで尋ねてみましょう。
おわりに 急きょ買った安価なものは常用せず、サブと考えて
葬儀小物を忘れたとき、駆け込めるショップがけっこうあることがおわかりいただけたでしょうか。急きょ揃えたものがかなり安価だった場合は、あまり常用しないほうがいいでしょう。サブとして家に置いておけば便利です。
なお、会葬者に数珠は必須ではありませんし、袱紗がなければハンカチで代用しても問題ありません。なければないでしのぐのも大事なことです。ただ、現金はどこにも売っていませんから、香典袋の中身だけは忘れないようにしましょう。