葬儀を行うことが決定したとき、やらなくてはいけないことがたくさんあります。そんな葬儀の流れに際してのよくある疑問点をまとめました。
喪主の決定と役割
大事な家族が亡くなってしまった時、ひょっとしたら自分が喪主になることがあるかもしれません。喪主は葬儀を代表する人となりますが、どうしたらいいかわからないということも多いです。まず喪主は基本的に故人の配偶者、難しければ子供という風に決められます。まずは話し合いによって喪主を決め、それからどんな葬儀をあげるのか、それにかかる費用や葬儀社を具体的に決めていくことになります。葬儀のすべてを決定するのは喪主であり、また故人の関係者に葬儀のお知らせをしたり、参列者へに気遣いなども喪主の責任となります。訃報を知らせる際は、家族、友人知人、勤め先、宗教者へ連絡することを忘れないようにしましょう。第一報としては基本的に電話で伝えます。葬儀の際は、参列者一人一人挨拶をし、さらに一般的には通夜後、告別式後、お斎前に挨拶をすることとなりますが、使ってはいけない忌み言葉があり、度々、重ね重ね、続きなどといった連続性のある言葉は不幸が立て続けになるのを連想させるため避けましょう。
葬儀を行う際の疑問
葬儀社に依頼をして葬儀を行う際、よくありがちな疑問点を紹介します。多いのが、葬儀社を呼んでからの時間、火葬日、火葬場、各宗派の対応、費用についてです。まず、亡くなって電話をしてから葬儀社がくるまでは、大体30分から1時間です。その際に安置所がないことを心配する人もいますが、安置所は自宅でなくても葬儀社で提供してくれることので大丈夫です。火葬日は法律上最短でも翌日からになります。火葬場は、各葬儀社の対応する葬儀場を使うことができます。住んでる地域から最寄りの葬儀場が紹介されます。各宗派の対応については、故人の宗派に合わせてお坊さんが手配されるので心配はいりません。対応可能な宗派については各葬儀社によって異なりますが、読経なども行うことができます。費用は葬儀社によってプランが提示されていますが、それ以上料金がかかるかどうかは葬儀社によります。オプションもすべて込みで提示する葬儀社もあれば、オプションは別料金で基本の料金のみを提示している葬儀社もあります。詳しくは担当する葬儀社に相談をすると良いでしょう。
お布施はどれくらいが良いか
葬儀に際して最も多い疑問は、お布施に関することです。お布施は、僧侶が読経などをしていただいたことに対するお礼のお金のことです。お布施はお気持ちの金額でということで具体的な金額がわからなく、実際にどれくらいの金額を包めば良いのかという声がたくさんあります。結論から言うとお布施に相場などはなく、また葬儀の規模や体系によっても様々なので一概には言えません。安くて15万円から、場合によっては50万円を超すこともあるようです。お布施は高ければ良いというものでもありませんのが、どうしても気になる時はお坊さんか、聞きづらければ葬儀社に相談してみると良いでしょう。